お金がなくて自宅浪人を考えてるけど、なかなか決断できない…
予備校か自宅浪人かまだ迷っている…
大丈夫です。
この記事を読んだ後には決断できます。
記事の内容
- 自宅浪人のメリット7つ
- デメリットは5つだけ
- 【それでも迷うあなたへ】宅浪の決め手とは?
私の自宅浪人経験
※ 記事の最後にはコメントを受け付けています。勉強の愚痴、質問、記事の感想など、なんでも書き込んでください。できるだけ返信します。私でよければなんでも受け止めるので、辛くなった時には吐き出してください。
知識ゼロからスタートし、E判定から逆転合格した私が、自宅浪人のメリットとデメリットを紹介していきます。
紹介するメリットは自分にとってどのぐらいのメリットなのか、デメリットは自分にとって本当にデメリットなのか。考えながら読んでみてください。
自宅浪人のメリット7つ
メリット①:費用が安い
言うまでもなく、自宅浪人は予備校に通うよりも圧倒的に低コストです
予備校に通う場合
大手予備校に通う場合、1年で100万円以上が必要と言われています。
【最新版】予備校の年間の費用(授業料・入学金)は?浪人・現役|StudySearch
入学金や年間授業料だけでなく、テキスト代、特別講習費、模試代、交通費…これらの金額が当たり前のようにかかります。
自宅浪人をする場合
国立理系の私の場合、参考書、模試、文房具代を含めて約7万円以内(受験費用は約12万円)に抑えることができました。
自宅浪人の費用は、【お金がない人だけ見て】自宅浪人の費用を徹底解説【7つの節約術も】で詳しく紹介しています。
お金がなくて予備校に行けない人へ
お金って不平等ですよね…
その悔しさやモヤモヤを勉強のエネルギーに変えていける人は、将来何倍もお金を稼げます。だから、「お金がなくて自宅浪人」というのをマイナスに捉えすぎないでください。
メリット②:人間関係のストレスがない
自宅浪人生が1日で人と接するのは家族だけなので、人間関係のストレスがほぼゼロです。学校の教室を思い出してください。
クラスでの自分の立ち位置
その場しのぎの会話がめんどくさい
あいつ俺より勉強してるなぁ…
小さい感情が心にはストレスとして蓄積されます。予備校に通うと、学校ほどではなくとも小さなストレスはつきものです。
「宅浪=孤独なのか」問題について
宅浪ってググると、スペース孤独って出てきませんか?確かに、自宅浪人生は人との関わりが少ないため、孤独と感じることもあると思いますが、一度考えてみてください。1人でいるときって本当に孤独ですか?
- 集団の中で自分だけ輪に入れない
- 友達といるのに会話に上手く入れない
意外と、孤独は集団の中で感じることのほうが多いです。
メリット③:好きな時間に好きな場所で勉強できる
自宅浪人は予備校のような時間割や教室、自習室がないので、場所や時間にとらわれず勉強できます。そもそも、同じ場所で、何時間も集中するのは無理ゲーです。
自宅浪人におすすめの勉強サイクル
- 午前 → 自宅(比較的集中力があるから)
- 午後 → 図書館(昼食後眠くなるから)
- 飽きたら → フードコートやカフェや公園
時間や気分に合わせて、場所を変えながら勉強することで、気分転換にもなり集中力を保ちやすいです。
メリット④:自己管理能力が身につく
自宅浪人生は24時間を自分で管理する必要があるので、圧倒的に自己管理能力が身につきます。さらに、大学合格に向けて1年間の計画を自分で立てる必要があります。
宅浪で身に付く自己管理能力
- ゴールから逆算した計画の立て方
- 1日24時間の時間の使い方
- 勉強と遊びの切りかえ
- モチベーションの保ち方
自己管理能力は受験だけでなく今後の人生で必ず必要な力なので、今のうちに身につけておいて損はないです。
メリット⑤:就活のネタになる
自分の長所や経験をアピールしなければならない就職活動では、自宅浪人の経験は少なからずネタになります。
大学4年の春から始まる就活では、「学生時代に力を入れたことは?」、「これまでの人生で1番が頑張ったことは?」などたくさんの質問をされます。大学時代のエピソードがメインですが、ネタは多いに越したことはないです。
私の実体験エピソード
Q.今までの人生において一番熱中した経験や物事を教えてください
A.大学受験の際、1年間自宅浪人をした経験です。自宅浪人には高いリスクが伴うものの、成功させたときのリターンは計り知れないほど大きいです。私が自宅浪人の経験を通じて学んだことは3つあります。1つ目は…
このように、自宅浪人をした経験を就活のネタのひとつとして使い、内定をもらえました。
メリット⑥:大学に入ってから尊敬のまなざしで見られる
「え?宅浪とか恥ずかしいだけじゃん」と思うかもしれませんが、大学に入学し「宅浪した」と言うだけで、特に元予備校生から尊敬のまなざしを浴びます。
とはいえ、宅浪したことを自分から自慢するわけではないので、成功したらエピソードトークのひとつになるぐらいに思っておいてください。
最初、宅浪しようかなと人に相談すると「無理じゃない?やめたほうがいいよ」と言われるのに、成功すると見る目が180度変わるので、宅浪はまさにハイリスクハイリターンだなあと実感します。
メリット⑦:今後の人生の財産となる
自宅浪人の経験は、思いがけない形で今後の人生の財産となります。宅浪の経験者は少なく、人とは違う経験ができ得られるものが大きいからです。
私が自宅浪人の経験を通じて得られたこと
- 1年間独学で学び、大学に合格できたという自信
- 自己管理能力の向上
- 新しいことへの挑戦が怖くなくなった
- やりたいことが見つかった(自宅浪人生の心を豊かにする情報発信)
どれも自宅浪人の経験がなければ、生まれなかったことです。人と違う道に進むのは勇気がいるし、リスクも高いですが、その分得られるものは大きいです。まさに、ハイリスクハイリターンです。
デメリットは5つだけ
デメリット①:勉強のモチベーションを保つのが難しい
自宅浪人生は「誰にも勉強しなさいと言われない」、「一緒に勉強する仲間がいない」という点でモチベーションを保つのが難しいです。
しかし、正しく対策をしておけば怖くありません。そこで、おすすめしているのが合格手帳です。
合格手帳のメリット
- 簡単にスケジュール管理ができる
- 勉強時間の可視化により、モチベーションが維持できる
他にも好きな音楽を聴くや、SNSで勉強垢をつくるなどモチベーション対策はたくさんあります。自分なりのモチベーション対策をいくつも用意しておきましょう。
デメリット②:人とのコミュニケーションが少ない
自宅浪人生は1日で家族としか会話をしないので、独り言がめちゃくちゃ増えます。友達少数派の人でも、宅浪して半年ぐらい経つと「そろそろ人と話したいなぁ」と感じてきます。
コミュニケーションが少ないのをストレスフリーと捉えるか、孤独と捉えるかは人それぞれです。
人とのコミュニケーションが少ないことが本当に自分にとってデメリットなのか、自分の性格と照らしあわせてみてください。
デメリット③:分からない問題をすぐに質問できない
自宅浪人生には先生がいないので、疑問点の解決に時間がかかります。めちゃくちゃ優秀な参考書に出会えたとしても、「この問題だけ分からない。なんでこうなるの?」という疑問は必ず発生します。
解決策を紹介
- とりあえずググる
面倒くさがらずにググると、7割ぐらいは解決します。特に、人気の参考書はみんな使っているので、Yahoo知恵袋に同じような質問はよくあります。
- 質問サイトを使ってみる
Yahoo知恵袋などQ&Aサイトを使って、思い切って質問してみるのもありです。無料のものはとりあえず使ってみましょう。
- 寝かせてみる
どうしても分からない問題はとりあえず放置しましょう。勉強を進めてから見返すことで、分からなかった問題が意外とすんなり解けることがあります。
デメリット④:勉強の計画を自分で立てる必要がある
自宅浪人生には用意された参考書やカリキュラム、時間割がないので、自分で1から勉強計画を立てる必要があります。
最初は何から手をつけていいいか分からないかもしれませんが、ネットに有益な情報はたくさんあるので、自分に合った計画を立ててみましょう。当ブログでもたくさん紹介しているので参考にしてください。
1年間の計画の立て方
- 手順⓪:目標を書き出す
- 手順①:1年を「基礎・応用・実践」に分割
- 手順②:それぞれの期間ですべきことを書き出す
- 手順③:計画を月単位に落とし込む
具体的なスケジュールの立て方は、以下の記事で紹介しています。
・【基礎→応用→実践】自宅浪人生を「合格に導く」年間スケジュール
・【再現可能】10時間勉強できる宅浪の1日のスケジュールを紹介
デメリット⑤:模試や受験を自分で申し込む必要がある
予備校に通っていないと、模試や受験を自分で申し込む必要があります。でも、調べる方法は 「とにかくググろう」 なので安心してください。以下の3つができる人は何も心配いりません。
- 調べることを面倒くさがらない
- 申し込みの締切を事前に確認する
- 余裕を持って確実に申し込みをする
ここまで宅浪のメリットとデメリットを紹介しましたが、「まだ宅浪をするか決断できない、自信がない…」という人はつづきを読んでみてください。
【それでも迷うあなたへ】宅浪の決め手とは?
ワクワクする道に進もう
宅浪も予備校も、どうせやってみないと分からないからです。
- 予備校で高いお金を払っても合格しない人
- 自宅浪人をはじめて結局ニートになった人
選択した道をどう進むか、どんな結果が待っているかは「自分次第」です。
予備校で勉強している自分
予備校に通い、大学に合格した自分
自宅浪人をしている自分
自宅浪人が成功して、大学に合格した自分
どちらの自分を想像すると「ワクワク」しますか?「ワクワク」する道、「楽しそうな」道を選んでみましょう。
失敗しても笑える道を選ぼう
「失敗しても笑える道を選ぼう」キングコングの西野さんがラジオで言っていた言葉です。
「Aに進むか、Bに進むか?」で迷った時の考え方
予備校に通ったけど不合格
自宅浪人したけど不合格
両方失敗したとすると「笑える」のはどっちですか?進んだ道で失敗しても、自分がした選択に「後悔しない」方を選びましょう。
最悪、途中から予備校に行けばいい
予備校の入学時期は4月と9月がメインなので考慮しなければいけませんが、途中から予備校に通うこともできます。
期間を決めて自宅浪人に挑戦し(1週間でも1ヶ月でもOK)、どうしても無理そうなら予備校を探すという選択肢もあります。
最後に、自宅浪人を決断したあなたへ
「自宅浪人 = ○○」という固定概念に振り回されなくて大丈夫です。
1年間どのぐらい本気で取り組めるのか
1年後どんな結果が待っているのか
そんなこと他人には分かりません。道をつくり、歩み、未来をつくってのは全てはあなた次第です。1年後、自宅浪人の道を選択したことを後悔しないように「今できること」を1つずつしていきましょう。
以下の記事では、4月にやるべき10のことを紹介しているので、早速行動してみましょう。
【保存版】自宅浪人のスタートガイド【4月にやるべき10のこと】
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