宅浪で本当に合格できるのかな?宅浪の合格体験記が知りたい。モチベーションの維持、自己管理、勉強法…宅浪を成功させる秘訣を教えてください!
大丈夫です。
この記事を読んだ後には、宅浪の合格体験記を通じて、宅浪成功の秘訣を知ることができます。
記事の内容
- 現役時代の「失敗体験記」と宅浪時代の「合格体験記」
- 【成績開示】現役と宅浪の成績ビフォーアフター
- 宅浪時代の勉強方法や参考書を紹介【合格までの道のり】
- 【宅浪成功の秘訣】宅浪で逆転合格できた3つの秘訣を紹介
私の自宅浪人経験
※ 記事の最後にはコメントを受け付けています。勉強の愚痴、質問、記事の感想など、なんでも書き込んでください。できるだけ返信します。私でよければなんでも受け止めるので、辛くなった時には吐き出してください。
知識ゼロからスタートし、E判定から逆転合格した私が、宅浪の合格体験記を紹介していきます。
現役時代の「失敗体験記」と宅浪時代の「合格体験記」
まずは、自宅浪人に至るまでの経緯を紹介していきます。
現役時代の「失敗体験記」
中1と中2:宿題やテスト勉強を真面目にしており、成績は学年で30番以内の陰キャでした。
中3:いろいろあり(家庭環境)、人生無気力かつ勉強を全くしなくなりました。しかし、中2までの勉強の蓄積で、偏差値60前半の進学校に進学しました。
高校時代:相変わらずいろいろあり(家庭環境)、無気力で勉強しない高校生活を送り、成績は常に下でした。陰キャながら楽しい思い出もできましたが、勉強を頑張っている「普通」の同級生と心の距離を感じてました。
大学受験期:進学校だったため、「大学に行くのが当たり前」という高校の雰囲気が大嫌いでした。しかし、他にやりたいこともなかったので、なんとなく進学することになりました。浪人する前提で受験した大学はもちろん不合格でした。
なぜ九州工業大学を選んだのか
- なんとなく興味のある学部があったから
- 就職率が良いから
- 国立の割に偏差値が高くないから(偏差値50程度)
一言で言うと、九州工業大学はコスパがいいという理由で選びました。
宅浪時代の「合格体験記」
高校を卒業し家庭環境が少し良くなったため、「もう一度0から勉強したい」という気持ちが生まれ、宅浪を決意しました。宅浪を選んだ理由は、お金がないからです。
「お金があったら予備校に行けるのに…」という気持ちもありましたが、「自分の力を試したい」や「人と違う道を進んでみたい」という好奇心もあったので、割と宅浪に前向きでした。
そして、1年間で「1,915時間」勉強し、第一志望の九州工業大学に合格しました。
1,915時間勉強したといっても、全く勉強しない日が5日続いたときもあり、「もうダメかも…」と思うことも何度もありました。
そんなこんなで、1日の平均勉強時間に換算すると「6時間」でした。
【成績開示】現役と宅浪の成績ビフォーアフター
続いて、受験校と成績のビフォーアフターを公開します。
受験した大学
現役時代に受験した大学
- 九州工業大学 前期 不合格
現役時代は人生投げやりだったので、後期と私立は受験しませんでした。
宅浪時代に受験した大学
- 九州工業大学 前期 合格
- 北九州市立大学 後期 辞退
- 近畿大学 センター利用 合格
- 福岡大学 一般入試 合格
- 福岡大学 センター利用 合格
ちなみに、共通テストの点数に自信があったので、私立の入学金は払わないという賭けに出ました。そのため、もし九工大が不合格だったら、後期にかけるしかないという状況でした。
現役と宅浪の成績ビフォーアフター
共通テストと九州工業大学の二次試験の点数を公開します。
1年間でセンター試験(現在の共通テスト)の点数は158点UPしました。ちなみに、理系科目と文系科目の差がひどいです(笑)
当時のセンター試験と現在の共通テストでは、配点などが若干変わっていることがあるので、参考程度にしてください。
現役時代の二次試験は成績開示をしていないので点数は分かりませんが、ひどい点数だったと思います。
宅浪時代の模試の結果
宅浪時代に受けた模試の結果を公開します。第一志望の九州工業大学の判定を記載しています。
8月:全統マーク模試 A判定
9月:全統記述模試 A判定
10月:全統記述模試 A判定
11月:全統マーク模試 A判定
1月:北予備ファイナル A判定
全統マーク模試とは、現在の全統共通テスト模試のことです。ちなみに、現役時代は人生投げやりだったので、模試の結果なんて全て捨てました。残ってはいませんが、もちろんずっとE判定でした。
ちなみに、12月の全統センタープレテスト(全統プレ共通テスト)は申し込み忘れてしまいました。
宅浪生にとって、模試や受験の申し込み忘れは一大事なので、気をつけましょう。
私の場合、全教科において全く基礎ができていなかったので、夏までは模試を受けませんでした。夏までに基礎をしっかり固めて模試を受けたところ、A判定を取ることができ自信につながりました。
正直、夏の模試は現役生が勉強を始めたばかりなので、「浪人生の判定が高いというのはよくあること」です。その後の秋の模試でも、気を抜かずに勉強を続けることで、A判定をキープすることができました。
宅浪時代の勉強方法や参考書を紹介【合格までの道のり】
私が宅浪時代に実践した勉強方法と、使用した参考書を科目ごとに紹介します。
「数学」の勉強方法と参考書
合格ポイント
「数学 = 解法の暗記」だと思い、青チャートを5周以上しました。ぶっちゃけ、九州工業大学のレベルだと「青チャート極める+過去問」だけで合格できます。
複数の参考書に手を付けるよりも、1冊の参考書を完璧にしましょう。
【時期別】使用した参考書
基礎編(4月~7月)
・青チャート数学IA (確率のみ)
・青チャート数学ⅡB (ベクトル/数列のみ)
・青チャート数学Ⅲ
応用編(8月~10月)
・緑チャート(共通テスト対策)
・合格る計算 数学III
基礎編で使った青チャートも、定期的に忘れないように復習していました。
実践編(11月~3月)
・共通テスト赤本や実践問題集
・二次試験試験赤本
理解できてない範囲があれば、青チャートを復習しました。
4月~7月は、二次試験の範囲(数Ⅲ、確率、ベクトル、数列)に絞り、基礎から学習しました。共通テスト対策は、8月から始めました。
「物理」の勉強方法と参考書
合格ポイント
数学と同じく「物理 = 解法の暗記」だと思い、漆原の参考書を5周以上しました。漆原の参考書を完璧にしたら、共通テストの物理は割と簡単に思えました。
全ての科目に共通ですが、共通テストは時間との勝負であったり「コツ」が必要なので、共通テスト対策はしっかりしましょう。
【時期別】使用した参考書
基礎編(4月~7月)
・漆原の物理明快解法講座
個人的に漆原シリーズは神参考書です。
応用編(8月~10月)
・漆原の物理 最強の99題
・マーク式問題集
実践編(11月~3月)
・良問の風
・共通テスト赤本や実践問題集
・二次試験赤本
「化学」の勉強方法と参考書
合格ポイント
化学はとにかく暗記科目だと思ってました。「なぜそうなるのか」という理屈も意識しながら、一問一答シリーズを繰り返し、暗記しまくりました。また、計算問題はパターンが決まっているので、参考書を何度も解き、解法を覚えました。
【時期別】使用した参考書
基礎編(4月~7月)
・鎌田の理論化学の講義
・鎌田の有機化学の講義
・基礎問題精講
・リードα化学基礎+化学
化学は全く基礎ができてなかったので、問題を解く前に鎌田シリーズで学びました。
応用編(8月~10月)
・マーク式問題集
・重要問題集
・化学一問一答
・化学基礎一問一答
実践編(11月~3月)
・重要問題集の復習
・共通テスト赤本や実践問題集
・二次試験赤本
・化学一問一答
・化学基礎一問一答
「英語」の勉強方法と参考書
合格ポイント
「単語や文法=暗記」ですが、「長文やリスニング=訓練」です。長文やリスニングは、とにかく反復練習が必要なので、本番直前まで気を抜かず毎日長文とリスニングに触れましょう。
他の科目と違い「これまでの蓄積」ではどうにもならないのが英語です。私は、共通テスト1ヶ月前ぐらいから、英語に費やす時間がかなり減っていたので、本番では見事に転びました。(8割目標だったのに、7割いかず…)
【時期別】使用した参考書
基礎編(4月~7月)
・データベース 4500:単語
・Vintage:文法
・やっておきたい英語長文300:音読
応用編(8月~10月)
・基礎編で使った参考書
・レベル別問題集
実践編(11月~3月)
・共通テスト赤本や実践問題集
「国語」の勉強方法と参考書
合格ポイント
国語は小1の頃からずっと苦手かつ嫌いでしたが、古文単語や文法の基礎を学び、過去問で訓練することで、なんとか6割を超えることができました。
【時期別】使用した参考書
応用編(8月~10月)
・ゴロゴ古文単語
・古文ヤマのヤマ
・漢文ヤマのヤマ
・マーク式基礎問題集
実践編(11月~3月)
・共通テスト赤本や実践問題集
「地理」の勉強方法と参考書
合格ポイント
「地理Bの点数が面白いほどとれる本」1冊を信じて、完璧にしましょう。他の参考書に手を付けるのは時間の無駄です。そして、過去問を解きまくり不足した知識を補えば怖いものなしです。
ちなみに、基礎編(4月~7月)では理系科目に集中するため、地理と国語には手をつけませんでした。
【時期別】使用した参考書
応用編(8月~10月)
・地理Bの点数が面白いほどとれる本
実践編(11月~3月)
・共通テスト赤本
【宅浪成功の秘訣】宅浪で逆転合格できた3つの秘訣を紹介
宅浪で逆転合格できた3つの秘訣を紹介していきます。
成功の秘訣①:「合格手帳」でスケジュール管理
予備校に通わない自宅浪人生にとって、スケジュール管理は命です。
「スケジュール管理って言われても、何をしたらいいか分からないよ…」という人は、今すぐ合格手帳を買いましょう。
「合格手帳」を使うことで、年間・月間・1日のスケジュール管理や目標設定ができ、モチベーションを保ちながら勉強をすることができます。
具体的なスケジュールの立て方は、以下の記事で紹介しています。
・【基礎→応用→実践】自宅浪人生を「合格に導く」年間スケジュール
・【再現可能】10時間勉強できる宅浪の1日のスケジュールを紹介
成功の秘訣②:1冊の参考書を完璧にする
いきなり複数の参考書に手をつけるのではなく、1冊の参考書を完璧にする気持ちで何周もしましょう。目安は3~5周です。解けるまで7周ぐらいしても全然OKです。
せっかく青チャートを解いたのに、本番で同じ問題が出たとき、答えられなかったら「もったいない」ですよね。
本番で同じ問題が完璧に解けるようになるまで、1冊の参考書を何周もしましょう。
詳しい参考書の選び方や使い方は、この記事を参考にしてください。
・【初心者向け】宅浪の参考書選びと「合格に近づく」参考書の使い方
成功の秘訣③:とにかく病まずに勉強を続ける
自宅浪人生は「病んだら終わり」だと思い、日頃から「病まない習慣」を心がけましょう。実際に、私が宅浪時代に病まないために気を付けていたことを紹介します。
- 運動をする
- たくさん笑う
- 日常に刺激を取り入れる
- 「人生とはなにか」について考えない
- 生活リズムを一定にし、十分な睡眠を取る
以上、自宅浪人の合格体験記を紹介しました。九州工業大学を目指している人、宅浪で逆転合格したいという人は、「自分もこれぐらいやれば合格できるかも」という指標や、モチベーションにしてもらえれば嬉しいです!
あなたの宅浪LIFEを応援しています。
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