【ゼロから宅浪】「化学」のコツと勉強ルートを徹底解説【理系向け】

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不安な人
不安な人

宅浪してるけど、化学ってどうやって勉強したらいいの?基礎が理解できてないし、範囲が広すぎて、何から手をつければいいのか分からない…化学をゼロから勉強したいので、勉強法やコツを教えてください!

大丈夫です。
この記事を読んだ後には、宅浪の「化学」の勉強法が分かり、成績UPに繋がります。

※ 偏差値50程度の理系国立大に合格した体験談をもとに解説します。ゼロから勉強したい、逆転合格したいという人は参考にしてください。

記事の内容

  • 【ゼロから宅浪】「化学」の攻略ポイント3選
  • 宅浪におすすめの「化学」勉強ルート【5つの対策を紹介】
  • 【体験談】国立理系に合格した化学の勉強スケジュール

私の自宅浪人経験

記事の最後にはコメントを受け付けています。勉強の愚痴、質問、記事の感想など、なんでも書き込んでください。できるだけ返信します。私でよければなんでも受け止めるので、辛くなった時には吐き出してください。

知識ゼロからスタートし、E判定から逆転合格した私が、自宅浪人生の化学の勉強法について解説していきます。

【ゼロから宅浪】「化学」の攻略ポイント3選

化学はがむしゃらに勉強しても、点数UPにはつながりません。そこで、化学の攻略ポイントを3つ紹介します。

ポイント①:化学=暗記科目

特に有機化学と無機化学は、ほとんど暗記科目です。

「暗記が大の苦手」な私が実践した方法

  • 「化学=暗記科目」だと割り切る
  • スキマ時間でひたすら一問一答
  • 「なぜそうなるのか?」仕組みを理解
  • 語呂合わせで無理やり暗記

一番のポイントはスキマ時間を活用することです。

個人的に、1時間も机に向かい暗記するのは頭がおかしくなりそうなので、1日「15分‪‪ ✕‬ 4回」程度の暗記サイクルをつくるのがおすすめです。

一問一答のおすすめ参考書は、次の章で紹介します。

ポイント②:理論化学は解法の暗記

理論化学の点数を手っ取り早く上げる方法は、「解法の暗記」です。

1冊の参考書を3周以上し「本番で同じ形式の問題が出たら100%解ける!」という自信がつくまで繰り返しましょう。

どのぐらいの周期で問題を復習すればいいの?

1周目が終わったら、次の日に2周目、3日後に3周目、1週間後に4周目など、徐々に復習感覚を空けていきましょう。忘れそうな頃に復習をすることで、記憶が定着します。

※参考書全体を1周と考えるのではなく、1問に対して1周と考えましょう

まずは、解法を暗記し、基礎的な問題を確実に解けるまでレベルアップしましょう。

ポイント③:計算に慣れる

化学は、計算や単位のミスが命取りになります。日頃から計算をめんどくさがらず、本番と同じ気持ちで問題を解きましょう。

計算ミスをしたら「なぜミスをしたのか?」を考え、改善することで、徐々に計算ミスを減らしましょう。

「計算ミスは本番で気をつければ大丈夫」という考えはとても危険です。本番でミスをしないためには、日頃から計算ミスをしない習慣をつけましょう。

宅浪におすすめの「化学」勉強ルート【5つの対策を紹介】

偏差値50台の大学であれば、化学の受験対策は以下の5つで十分です。複数の参考書や勉強法に手をつけるのは、中途半端となり効率が悪いです。

  • 大学受験Doシリーズで基礎を学習
  • リードαで基礎固め
  • 共通テスト対策+スキマ時間に一問一答シリーズ
  • 重要問題集でレベルアップ
  • 過去問を解きまくる

私はこの5ステップで、共通テストと二次試験で8割以上取ることができました。だまされたと思って、実践してみましょう。

ステップ①:大学受験Doシリーズで基礎を学習

高校化学を全く理解できていない人は、いきなり問題を解き始めると挫折します。まずは、大学受験Doシリーズ3冊を徹底的に読み込みましょう。

大学受験Doシリーズの学習方法

  • 理解できている範囲は流し読みでOK
  • 難しすぎるところは一旦飛ばしてOK
  • 理解できた範囲からステップ②に進んでOK
  • 補足事項やどこが理解できないのかを書き込む

ステップ②以降で問題を解くとき、分からないことがあれば何度でも大学受験Doシリーズ戻り、ボロボロになるまで使いましょう。

きれいな参考書はカッコ悪いです。

ステップ②:リードαで基礎固め

続いて、網羅的な参考書で基礎固めをしましょう。挫折しないレベルの参考書をピックアップするのがポイントです。

私はリードαを3〜5周しました。問題の形式に慣れ「同じ問題が出たら絶対に解ける!」と自信がつくまで繰り返し解きましょう。

1〜2周目は全然解けなくても大丈夫です。 3周目あたりから、徐々にスラスラ解けるようになります。

ステップ③:共通テスト対策+スキマ時間に一問一答シリーズ

共通テストは時間との勝負であったり「コツ」が必要なので、気を抜かずしっかり対策しましょう。

おすすめの参考書はマーク式問題集です。共通テスト形式で問題を解くことができるので、解法を暗記しテストの形式に慣れましょう。

また、スキマ時間に一問一答シリーズで暗記しましょう。

赤シートがついており、コンパクトなものを選ぶのがおすすめです。試験直前までボロボロになるまで使いましょう。

ステップ④:重要問題集でレベルアップ

重要問題集は、偏差値50台の大学であれば必須ではありません。基礎的な参考書を完璧にし、時間に余裕があれば取り組みましょう。

私の場合、重要問題集まで解いたら、共通テストが正直簡単に思えました。

難易度は高いので、1周目で解けなくても挫折する必要がありません。問題のレベルが分かれているので、まずは簡単な問題のみ解いてみましょう。

ステップ⑤:過去問や実践問題集を解きまくる

二次試験と共通テストの過去問や実践問題集を解きまくりましょう。

重要問題集をどれだけ極めても、本番の形式に慣れていないとテストで点数が取れず、努力が無駄になります。

過去問を解くときのポイント

  • 二次試験は最低5回分、共通テストは最低10回分解く
  • 時間を測り、本番と同じように問題を解く
  • 解いて終わりではなく、必ず復習する
  • 理解できてない範囲があれば、大学受験Doシリーズやリードαに戻り復習する

【体験談】国立理系に合格した化学の勉強スケジュール

ゼロから宅浪で勉強し、九州工業大学に合格した「化学の勉強スケジュール」を紹介します。

化学の成績Before&After

共通テスト 化学:50点 → 86点
二次試験 化学:? → 170点 (200点中)

基礎編(4月~7月)

高校化学が全く理解できていなかったので、大学受験Doシリーズでゼロから勉強しました。

正直、化学は基礎編が一番しんどいです。 逆に、基礎編を乗り越えたら共通テスト対策が少し楽に感じるので、 しっかりと基礎を固めましょう。

使用した参考書

  • 鎌田の理論化学の講義
  • 鎌田の有機化学の講義
  • 基礎問題精講
  • リードα化学基礎+化学

化学は理系科目なのに暗記させられるし、地道な計算ばかりなので正直大嫌いでした。しかし、大学受験Doシリーズを読み込むことで、少しずつ仕組みが理解でき、「大嫌い」から「ちょっと嫌い」に変わりました。

応用編(8月~10月)

基礎編で学習したリードαの復習に加え、共通テスト対策を開始しました。

使用した参考書

  • マーク式問題集
  • 重要問題集
  • 化学基礎一問一答
  • 化学一問一答

私は暗記が大の苦手なので、化学の一問一答シリーズにかなり助けられました。

「なんで化学にこんなに時間を使わなきゃいけないんだ…」と挫折しそうにもなりましたが、苦手かつ範囲が広い分、スキマ時間も含め徹底的に勉強しました。

実践編(11月~3月)

二次試験と共通テストの 過去問や実践問題集を解きまくりました。

本番と同じ形式に慣れることで、徐々にスピードや正確さを上げていきました。最後まであきらめずに問題を解き続け、必ず本番で実力を発揮しましょう。

使用した参考書

  • 重要問題集(復習)
  • 共通テスト赤本や実践問題集
  • 二次試験赤本
  • 化学一問一答
  • 化学基礎一問一答

理解できてない範囲があれば、何度でも大学受験Doシリーズを読み返しました。「急がば回れ」です。

最後に、化学はセンスや才能ではありません。紹介した勉強法を実行し、確実にステップアップを目指しましょう。

あなたの宅浪LIFEを応援しています。

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